Selenium 2.0rc1: Grid リリース
Java、C#、Ruby、Python で利用可能な Selenium 2 初のリリース候補を発表できることを大変嬉しく思います。
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Java、C#、Ruby、Python で利用可能な Selenium 2 初のリリース候補を発表できることを大変嬉しく思います。API は安定化され、最終的な 2.0 リリースに必要な機能はほぼ揃っています。できるだけ早くリリースできるよう努力していきますが、今こそ試してみて、フィードバックをお寄せいただく絶好の機会です! サイトからダウンロードを入手してください!
ハイライト
- Grid 2: このリリースの主要な機能は Grid 2 です。これは、WebDriver のワイヤープロトコルをサポートする Selenium Grid の実装であり、Selenium WebDriver を使用したテストを分散させることができます。wiki には、開始に役立つドキュメントがあります。
- 新しい ChromeDriver: ChromeDriver の完全な書き換えに伴い、Selenium 2 は Chrome ブラウザ自体によってネイティブにサポートされるようになりました。これを使用するには、Selenium プロジェクトサイトからchromedriver 実行可能ファイルをダウンロードする必要があります。
- OperaDriver のサポート: Opera でのテストを簡単に開始できるように、非常に優れた OperaDriver をリリースにバンドルしました。
- Firefox 4 でのネイティブイベントのサポート。
- 高度なユーザーインタラクション: 要素をクリックし、Shift キーを押したままにし、さらに 3 つをクリックし、最後に 4 つの要素を最終目的地にドラッグするなど、複雑なユーザーインタラクションをモデル化できる API です。この API のエントリポイントは、Actions (
http://selenium.googlecode.com/svn/trunk/docs/api/java/org/openqa/selenium/interactions/Actions.html
) クラスです。
また、2.0b3 で非推奨となったすべてのメソッドを削除し、多くのメソッドとクラス (特に RenderedWebElement (http://selenium.googlecode.com/svn/trunk/docs/api/java/org/openqa/selenium/RenderedWebElement.html
) および WebElement.getValue (http://selenium.googlecode.com/svn/trunk/docs/api/java/org/openqa/selenium/WebElement.html#getValue()
)) を非推奨としました。これらは次回のリリースで削除される予定です。
既知の問題
- Linux 上のネイティブイベントは、アラートとプロンプトを含むテストでは正常に動作しない場合があります。
- 高度なユーザーインタラクション API を使用したマウス操作は、ビューにスクロールする必要がある要素に対して正常に動作しない場合があります。
2.0final に向けてリリースをより頻繁に行い、バグや問題を修正する予定です。ご期待ください!これはきっと楽しくなりますよ 🙂