Gmail、メール、Facebook ログイン
WebDriver を使用して Gmail や Facebook のようなサイトにログインすることは、いくつかの理由から推奨されません。これらのサイトの利用規約に違反する(アカウントが停止されるリスクがある)だけでなく、動作が遅く、信頼性も低いからです。
理想的なプラクティスは、メールプロバイダが提供する API を利用することです。Facebook の場合は、テストアカウントやフレンドなどを作成するための API を公開している開発者ツールサービスを利用することです。API の利用は少し手間がかかるように思えるかもしれませんが、速度、信頼性、安定性という点で報われます。また、API は変更されにくいですが、ウェブページや HTML ロケータは頻繁に変更されるため、テストフレームワークの更新が必要になります。
WebDriver を使用してテストのどの時点でもサードパーティサイトにログインすると、テストが長くなるため、テストが失敗するリスクが高まります。一般的な経験則として、テストが長ければ長いほど、脆弱で信頼性が低くなります。
W3C に準拠した WebDriver の実装では、Denial of Service 攻撃を軽減できるように、navigator オブジェクトに WebDriver プロパティも付与しています。